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Division R -車とギターと漫画・アニメ-
by にっしー
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未曾有の非常事態
とんでもない事が起きている・・・金曜午後、5階建てのオフィスで感じたユラユラとやけにゆっくりで長く続いた地震の震源が東北地方(!?)である事を知った瞬間の素直な感想です。普通に考えれば東北から遠く離れた愛知まで地震が伝わるなどと言うことはありえないのですから。

ちなみに地元で観測された震度は「3」でした。身の回りでは特に被害も出ていません。被災地の全容も未だ明らかになっていませんが、一人でも多くの無事を祈ります。

そんな中でも、すでにこの国ではこの困難に立ち向かおうとする動きがあらゆる所で始まっていることに、日本人としての誇りを感じずにはいられません。被災現場においては現時点ではそれぞれ専門の方々の活躍を願うのみですが、被災を逃れた地域でもその支援の輪は広がっています。

その一つが電力の件。土曜日の午後、関東地方の電力供給の逼迫が予想され、東京電力から節電の呼びかけがありました。これに対して直後からTwitter上では節電協力の輪が爆発的に広がった・・名付けて「ヤシマ作戦」。

この作戦名は、今回の動きの主導を取った若い世代より、むしろ我々世代の方がどんぴしゃなのですから説明は省いて良いでしょう。

「ヤシマ作戦」 このたった5文字で、何の為に何をするのかを皆が一瞬に理解し、それが見る見る広がって行く様には感動すら覚えました。電力周波数の異なる西日本に居る身としては直接寄与することは出来ませんが被災から逃れた人たちもこうして行動を起こしていることにせめてエールだけでも送りたい。

本来なら復旧支援のベースになるはずの首都圏もこれだけの電力ダメージを受けました。福島原発の問題も(報道されている内容が正確であるなら)、地震発生直後の段階での制御棒挿入によって連鎖反応は停止に成功していますから、臨界暴走の可能性はゼロと考えて良い(そもそも軽水炉ですし)でしょうが、放射性物質の露出というリスク(*)はまだある程度は残っています。

まだ先が見えない状況です。注意深く、かつ冷静に推移を見守りたいと思います。


(*)以下補足

放射性物質は何もしなくても放射線を出しますから、それが露出されればそこから放たれた放射線を浴びる危険は当然あります。ただし放射線はレントゲン写真などの医療行為で浴びる事があるだけでなく、地上の自然界にも元々存在するものですし、また、飛行機に乗った時などは宇宙からの放射線も浴びているのが現実ですから、これは程度の問題であり、その数値をきちんと冷静に受け止める必要があります。基本的性質として、放射線の量は発生源からの距離が離れるほどに激減する性質を持ちます。また、一方で放射性物質そのものが飛散した場合は、放射線を出す元が飛んでくるわけですから、これはこれで注視が必要です。飛んできた放射性物質からどの程度の放射線が出て来てどの程度問題になるかは前段と同様に程度の問題となります。さらに、飛んできた放射性物質を体内に吸い込んでしまった場合、そこから出る放射線を体の内側から浴びつづける事になります。体内に取り込んでしまうと「離れて逃げる」という対処が出来ない点で厄介な事態ですが、これも最終的には程度の問題です。普段食べている食品にもごく微量ながらも放射性物質は含まれています。

例えば「○○マイクロシーベルト/時を検出」というニュースが報じられたとすると、その意味するところは、「無防備のまま1時間その場に居ると○○マイクロシーベルトの放射線を浴びる」という意味になります。これに対する許容基準は、日本の場合は一般の人の許容量は年間1000マイクロシーベルトとされています。レントゲン撮影1回で50~100マイクロシーベルト程度、国際線の飛行機に乗ると数百マイクロシーベルト浴びると言われています。

それでいて実は私たちが自然界から浴びている放射線量は一般的に年間1000~2000マイクロシーベルトと言われています。これはつまり、常日頃1000~2000浴びているのだから、ある程度余計に浴びたとしても誤差の範囲と思って差し支えないという考え方による基準です。実際問題、この程度の量の放射線影響に関する医学統計を取ろうと思っても、常日頃1000~2000浴びている以上は、統計分離出来ないでしょう。放射線の影響というのはそういう類のものであると知っておいて損は無いと思います。

ちなみに国際宇宙ステーション搭乗者は400000マイクロシーベルトまでに抑えるとの努力基準があります。

(注:内容については相応の根拠を持って記しているつもりですが一切の責任を負うものではありませんのでご注意ください)

by nissii_z27ag | 2011-03-14 18:52 | 日常その他
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