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ということで、昨夜行われた代表戦、新体制になってから初の「ちゃんとした(笑)」公式戦でもあったわけですが、危ういところをなんとか引き分けで救われたという結果は、ギリギリ合格ですかね。後半ロスタイムにショートコーナーから同点と言う展開は、TV的には劇的でしょうが、あまり想定されるべきシーンでは無いですし・・・。
ちなみに、バック側のコーナーからのシュートという所まで、「いつか」のシーンにそっくりですが、シュートスピードはだいぶ違った様に思います(^^; それより何より、スタジアム、あんなに綺麗だったっけ?って印象の方が大きいけど(笑) 今回苦戦した原因・・・といっても我が代表はアジアでの戦いではいつも苦戦しますが・・・ていうか、じゃあ苦戦しない相手ってどこに居るんだよって話もあるけど・・・を(TVでの「ながら」観戦ではありますが、、)分析すると、中盤からの展開スピードが早すぎた事があったように思います。ボランチからトップ下に当てるタイミングが1テンポ早い。 いや、基本戦略としてはそれで良いんです。監督がそう志向しているならなおの事。 ただ、メリハリが無い。ハーフライン付近から、前線が前を向くもしくは相手DFの裏を伺うより早くボールが出されてしまい、そこからドリブルで仕掛け直すシーンが多かったように見えました。つまり、ボランチが起点になっていなくて、パスを受けたトップ下が再起点になって仕掛け直すイメージになっている。この時点で2手使うわけですから、ボール展開は早いように見えて、シュートまでの一連の攻撃の完遂としてみた場合はむしろ後手を踏んでいる。その結果としてハーフ付近まで戻っての「最初からやり直し」になり、このやり直し部分を指して「無駄なボール回し」と監督は言っているのかなと。 もう少し、守→攻の切り換え直後の駆け引きとして、ボランチがそのまま持ち上がっていったん前線を圧迫してから戻して逆スペースを一気に突くとか、トップに当てた返しをボランチが受けてそのまま1列追い越すとか、ハーフライン付近でサイドチェンジを繰り返して相手を誘い出すとか、遅攻的な要素を織り交ぜる事で、本来やりたい戦術(=奪った瞬間にボランチからアタッカーに長距離パスを出して球の勢いを殺さないスピードのままドリブルでPA内に切り込ませ、マークが混乱したこぼれ球を1トップがゴールに押し込む)を迷彩する必要があったと思います。速攻がダメだったときの二次攻撃としてこの種の選択をしたのでは相手も予測済みですから、こっちの手を先に使って、いったん引くと見せて本来の「直通パス」を出した方が効果的だった。 まあでも、初戦ですからね(^^; 逆に言えば、メンバーすら白紙同然の最初の試合で、これだけ明確に狙っているサッカーと、その為にやるべき事が見えているというのは、近来の代表では有り得なかった事であり、それが確認できたという意味では、素晴らしく衝撃的な試合だったと言えるのかもしれません。 もちろんこの狙っているサッカーは、「最終局面においては個の能力が相手と対等以上」という条件付きではある事に、気付いている人は既に気付いているでしょうが、それは今の段階では敢えて触れないでおくべきでしょう・・・。今しばらくはそれが通用する夢を追いつづけて、それと共に香川が成長し、実現してくれる事を期待したいと思います。
by nissii_z27ag
| 2011-01-10 20:00
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